フィリピンのとびら with COVID-19

2021年8月~2022年6月 コロナ禍、夫の海外赴任のためセブ島で過ごした日々

20220527flower
年明けあたりから夫の様子に
違和感があった。
寝付きはいいけど夜中に覚醒し不眠。
一時帰国が気分転換になって落ち
着くかと思っていたがセブに戻って
きても会社に行く前なのにソファで
力尽きたように横たわっている。
もう夫は限界だと思って
「上司に言え、もし言えないなら
私が電話する」
と私が凄むと夫は頑張って伝えた。
しかし状況は変わらず本社からの
指示があり休むことに。

陽気な南国で精神科なんてある
のかわからないから保険デスク
に聞いて予約してもらった。
衝動的に行動しないように
声掛けしたり彼の気持ちを受け
止められるようによく話し合った。
優しい良い先生にも会えて良かった。

ある日私は迎えの社有車が施設の
玄関に着いた時、夫に内緒で乗り
込み現地社長に聞きに行った。
どうしてこうなったのかと、冷静に。
夫の言い分は聞いたから会社の
言い分も聞かせてくれと。
社長は大義と流暢な説明を
丁寧にしてくださった。
ただ相談できる雰囲気はあった
のか聞くと口ごもったのを私は
見逃さずにツッコんだ。
そして、私は仕事のことは言えない
けどこれを機にうちの夫も上司も
変わらないといけないと思う、
ただ夫の体調が一番大事だから
と伝えて山本五十六の有名な
「やってみせ」☆をポストカード
に認めて渡した。
帰宅して本社にもきちんと報告した。

辛い時は一度距離を置いて
心を休めてあげてください。
命をなくすまでの仕事なんてないから。

たまたま私は夫の異変に気がつけた
けど本人はわからなかったという。
アジアぐらいだと帯同しない駐在が
多いらしいが付いていって良かった。
生きていれば大丈夫。

☆山本五十六
やってみせ、言って聞かせて、
させてみせ、ほめてやらねば、
人は動かじ。話し合い、耳を傾け、
承認し、任せてやらねば人は育たず。
やっている、姿を感謝で見守って、
信頼せねば、人は実らず。
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20220615spatula
部屋を出るために備品のチェックを
するとなぜか穴なしヘラがない。
「マム、施設に頼むと1000ペソ
(約2,500円)するから近所にある
お店に買いに行ったらいいよ」
とスタッフに言われて買いに
行くとこれだけあった。
60ペソ(約150円)で済んで良かった。

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そのお店にあった修正テープ?
の日本語がおかしい。

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PCRテストを出国72時間以内に受ける。
何度受けても慣れはしない。
私達はブースター(3回接種)して
いるから日本で隔離は要らないけど
陰性証明書が入国でいるので
PCR テストをせざるをえない。

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夫がアプリ「MySOS」と「COCOA」を
スマホに入れて入国の準備をする。

20220611rate
ペソは日本では円に交換が難しい
らしいので米ドルに変えてもらう。
SMシティでないところで交換した。
コロナ禍で観光客も少ないから円が
ないとも聞いたけど私が行った所で
はペソから円に交換可能だった。

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お世話になった掃除のスタッフ
には和風のコンパクト・ミラー
をプレゼントした。
マネージャーに一筆書かないと
物を持ち出せないと言うので書く。
そういうしっかりしたところで
私達は無事に過ごすことができた。
感謝しかない。

セブでできた日本人の友達や夫
の会社の部下がみんながお土産
を持ってお別れに来てくれた。
本当に名残惜しく嬉しくて有り難い。
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