
会社が手配して迎えに来てくれた
ドライバーは現金支払いを要求。
1280ペソ(約2900円)の往復。
ホテル払いだと思っていたが委託
してる所ということがわかる。
更に高速代も。
領収書を要求してもドライバーは適当
な返事で温厚な夫も語気が強くなる。
翌日朝8時に約束して領収書は用意する
と言ってとりあえずその場は収まる。
部屋の洗面所のポップアップが
壊れて水が流れないのでシャワー
ルームで歯を磨いていたら夫は蛇口
に頭をぶつけて血が出て痛そう。
翌朝ご飯を食べてロビーで待つが
ドライバーは一向に来ず、携帯電話
に電話すると今から行くという。
ホテルスタッフはそれならタクシー
で行けばと言うが昨晩支払った
額の領収書が必要なので待つ。
20分遅れてやってきたドライバー
は悪びれた様子もなくこちらの気
も無視しで荷物を車へ詰め込む。
そして領収書も持ってこない。
挙げ句「朝ごはんは食べたかい?
俺は朝ごはん食べていないから
朝食代をチップとしくれよ」
「俺の携帯番号を知っているだろう?
またマニラに来たら俺に連絡くれよ」
と自分の主張ばっかり。
夫は笑顔を作って日本語で
「お前には二度と頼まない!」
頭にきながらやっぱり日本って
スゴイなと実感。
空港近くのドライバーの事務所に
寄って領収書をもらうことが
できたので20ペソだけあげた。
不服そうな顔してたけどね。

空港は去年よりも混雑していたせいか
荷物運びでチップをせがむ人もいない。
オンライン・チェック・インしたのに
待たされるのは京都駅の券売機みたい。

管制官から指示が出ないのか
一時間も暑い機内で待たされて
やっとセブへ飛べる。

機内で出たお菓子はマンゴーと
グリンピースの独特な味なので
羽田のお土産のどら焼きを頂く。
あんこはマニラの出来事を
優しくおいしく癒してくれる。

マクタン島が見えてセブに
戻ってきたことを実感する。
第3の橋も見える。
セブの我が家も見えるのかも。
バッゲージ・クレームでストラップ
(トランクを巻くバンド)が紛失
してしまい夫の会社のドライバー
を待たせてしまったけど彼は
ずっと待っていてくれた。
お詫びして車中でマニラの
ドライバーの話をしたら
「ダメ ドライバー」と日本語でバッサリ。
「僕はこの仕事に誇りを持っている
から必ず時間は守るし大事にする」
「ベスト ドライバー イン セブ!」と
たたえてお昼はご馳走させてもらった。
そしてやっとセブの家にたどり着いて
私達の一時帰国は終わった。